T-38's Page
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このページでは、テキサス州ラウフリン空軍基地(ローリンと発音する人もいる)に所属している部隊を中心にご紹介したい。テキサス州の南で殆どメキシコと国境を接する町デルリオ(Del Rio)にある空軍基地で、此処も元は陸軍航空隊のパイロット養成に飛行場だった。リオグランデ川を挟んで対岸がメキシコであるから 行ったことは無いが、多分牧場や綿花の栽培などが産業の主流で、観光などの収入に頼る田舎の町なのだろう。スペインにも同じ名前の町があるので、この辺はスペインが当初支配していた地域なのかもしれない。
ラウフリン空軍基地には、第47訓練飛行航空団(47th FTW)が本拠地を置き 傘下に6つの飛行訓練中隊を持っている。T-38Cを使う代表的飛行中隊は、第87飛行訓練中隊(87th FTS)である。この飛行隊愛称が「Red Bull なので もしかしたらと思い調べたら、やはり元はF-106デルタダートを使っていた迎撃飛行隊であった。以前のウィリアム・テル戦技競技会で、尾翼を真っ赤な牛の頭を描き各機毎に赤牛のパーソナルマーキングを入れていた部隊だ。今は、尾翼に小さく赤牛の頭が入っている。やはり空軍の伝統として歴史や際立った実績のある飛行隊は、組織の大きな整理や縮小があっても何らかの形で存続させるようだ。迎撃部隊がなくなっても訓練飛行隊として生き残り、第87飛行訓練中隊は2018年に部隊創立100周年を迎えたようだ。(2018/10 記)
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上写真は、MMさんからご提供頂いた1993年のミラマーに展示されたT-38A/65-10338。尾翼のラインは、暗い赤色のようだ。
この他 第434訓練飛行中隊(43d FTS)が2011頃までT-6と一緒にT-38Cを使っていたが今は手放したようだ。 現在は、第96飛行訓練中隊(96th FTS)が、T-1ジェーホークと共にT-38Cを所有しているXL」のテールレターは、Texas"X"とLaughlinの"L"から組み合わさったものだ。
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019年11月ネリスである。まさか此処で彼らと出会うことが出来るとは思わなかったが、4機のT-38Cがショーのオープンフライトをしてくれた。内 1機はF-106時代のレトロなマーキングで登場である。

Wings
T-38A/68-8121。2019年 第87戦闘訓練飛行隊所属の機体に、F-106デルタダート迎撃戦闘機時代のマーキングを施したもの。